開発の経緯
2009年、日本初となる越境ECソリューション「Live Commerce」が誕生しました。
当時、日本企業の多くは国内向けのECサイトを立ち上げていましたが、私たちは「いずれネットを通じて海外に商品を販売する企業が増える」という予感を抱いていました。
そこで、多言語・多通貨に対応したECプラットフォームの開発に踏み切ったのです。
その後、2016年に転機が訪れます。
顧客企業の「痛み」や、今後必要となるソリューションを本当の意味で理解するには、自ら越境ECビジネスを体験すべきだと判断しました。これまでソフトウェア開発を主力事業としてきた私たちは、BtoCの本格的なECサイト「Discovery Japan Mall」を立ち上げることに。こうして、企業向けの「Live Commerce」と、一般顧客向けの「Discovery Japan Mall」という二つの柱で本格的に越境EC事業を展開しはじめます。
2019年、新型コロナウイルスの影響で世界的に人の移動が制限された時期を境に、「Discovery Japan Mall」の売上は大きく伸びました。2020年には越境EC専用の物流センターを構築し、マーケティングから販売、物流まですべてを自社で一貫して行える体制を整えました。
さらに2022年、日本文化や日本製品に魅了されるファンが世界中に数多く存在することを実感し、アフィリエイトプログラム「 Discovery Japan Partner」を開始。このプログラムにより、世界中のファンの方々がより手軽に日本の魅力を発信し、商品を紹介できるようになりました。
そして2025年。越境ECを支える物流、販売、カスタマーサポート、マーケティングといった基盤が成熟したタイミングで、「チェックアウトをいかにシンプルにするか」という問いに突き詰めた結果、新サービス「Discovery Japan Checkout」が誕生。現在に至っています。
すべての始まりは「将来的にはネットを通じて海外に商品を販売する企業が増える」という直感でした。そのひらめきが約15年の歳月を経て、越境ECに必要なあらゆる機能をツール化し、皆さまにお届けできる形になったのです。
最後に、
これは、特に主張したいわけではありませんが、本サービスを開発するために書いたWEBプログラムの99% は
AIによって生成されたコードで開発・検証されています。
リアルな人間の開発者は、実質的にひとりだけ。
実際に、購入代行をする部分だけが人間の作業ですが、これもあと何年かしたらAIが自動で発注できるような
仕組みを開発することができるかもしれません。
最先端のAIテクノロジーと人間の経験を掛け合わせながら、私たちはこれからも新しい価値を生み出していきます。
2025年3月
株式会社デジタルスタジオ
Discovery Japan Mall事業部